3代目お嬢のブログ

ヅカファン歴2◯年。語ります!

エリザベートのエトワールを語る

こんにちは。

3代目お嬢です。


本日は「エリザベート」のエトワールについて語ります。


宝塚歌劇エリザベートの初代エトワールと言えば、稀代のエトワール「朱未知留」さん。
本公演では、皇后ゾフィーを熱演してらっしゃいました。
以前に何かのインタビュー記事にて、当時トップスターだった一路真輝さんが退団することを聞き、自身も退団を決意したことやゾフィー役は劇団内のオーディションで勝ち取ったことをお話されていたのを目にしました。


作品中では怖い怖い姑ゾフィーでしたが、パレードのエトワールでは艶のあるそれはそれは素敵な歌声で観客を魅了されていました。
短い小節ながらも、エリザベートの喜び、悲しみを全てを表現されていて、物語の締めくくりに相応しい素晴らしい歌声でした。
当時の雪組公演は、朱さんの影ソロも毎公演楽しみでしたので、退団されてしまうのはとても残念でした。


少し脱線いたしますが、朱さんと言えば、

80周年記念式典「夢を描いて華やかに」での歌唱も素晴らしく、とても感動したのを覚えています。

当時VHSで式典を見たのですが、宝塚の様々な名曲をトップコンビやそれに準ずるスターさん達がワンフレーズずつ歌ってゆくなか、朱さんの歌唱は群を抜いていました。

地声が本当に艶があって美しく、突き抜ける様な高音も聴いていて気持ちが良かったです。当時、ちょっと宝塚のレベルを超えていたような気がします。


現在は家庭に入られていて、あまり積極的に芸能活動をされていないようですが、エリザのガラコンサートには出演されていたようですね。

きっと私の様に、また彼女の歌声を聴きたいという声が多かったのだろうと思います。

本当にピカイチだったので。



ちなみに私は、お披露目的にトップ娘役候補がエトワールをやるよりも、やはり本当に歌唱力のあるジェンヌさんにやって欲しいなと思っています。

歌を頑張っているジェンヌさんたちの目標として、ここは治外法権にして欲しいなと。

トップ候補でも歌唱力に優れた方なら全然気にならないんですが。



さて、歴代エリザのエトワールですが

現在のところ以下のようになっています。

(誤字ありましたら申し訳ありません。)


⭐︎エリザ歴代エトワール⭐︎敬称略

1996年雪  朱 未知留

1997年星  月影瞳

1998年宙  稜あきの

2002年花  遠野あすか

2005年月  美々杏里

2007年雪  晴華みどり

2009年月  音姫すなお

2015年花  花乃まりあ

2016年宙  瀬音リサ

2018年月  美園さくら



調べてみて少し意外だったのは、二度も皇后ゾフィーを演じられた出雲綾さんがエトワールをされていないこと。。

いずれも二番手娘役がエトワールをされているんですね。う〜ん、出雲さんのお声も本当に素敵だったので聴いてみたかった気がしますね。


美々杏里さんの歌声も温かみがあって、ノーブルな雰囲気で好きでした。

芸名の由来がヴィヴィアン・リーからとっただなんてひょうきんな方だとは夢にも思いませんでしたけども。良い意味で。



2018年以降エリザベートは公演されていませんが、はたして次はどの組で公演されるのでしょうか。

てっきり、花組あたりでやるつもりかなと思いましたがその様子もないですね。

もし花組で公演するとしたら、エトワールは絶対に音くりちゃん!と妄想していたのですが、空振りです。


その他、現在のトップコンビだとキャラクター的に少し難しいかもしれないのでしばらくエリザはお預けでしょうか。


かしこ。




歌劇6月号表紙にあの人が!?

こんばんは。

3代目お嬢です。

休日の為、少しだけ連投します。


歌劇6月号の表紙を皆さまご覧になったでしょうか。

芹香さん、どう見ても若かりし頃の吉川晃司にしか見えず、キャトルで目にした瞬間からモニカが頭の中を駆け巡っておりました。


共感いただければ幸いです。


そして芹香さん、二番手苦節数年、、宙組トップに無事なれると良いですね。

阪急がついているから心配ないかな?


かしこ。


月組公演『ELPIDIO』から鳳月さんに思いを馳せる

こんばんは。
3代目お嬢です。


ちなつさん、東上講演おめでとうございます・・なのか、はたまたご褒美公演で退団なのか意見も分かれるところではありますが、少なくとも私はちなつさんが主演される公演は大変楽しみであり、おそらくちなつさんの代表作がまたひとつ増えることは間違いないと確信しております。


ちなつさんは、とにかく抜群のスタイルと、ダンスに歌にお芝居に、ただ技術が高いだけではなく宝塚の男役をきちんと体現してらっしゃるところが素敵なスターさんです。
青江冬星も素敵でしたね・・。
月組OGの偉大なトップスター・瀬奈あさこさんも名言してらっしゃるように、ちなつさんはとにかく「イイね!」な男役さんなのであります。(こう仰っていたかは定かではありますが、褒めてらっしゃいますよね)



最近で言うと、2020年主演公演「出島小宇宙戦争」が好評だったようですね。
私は残念ながらオンデマ配信観劇となりましたが、オープニングの登場から、婆沙羅っぽい和服&銀髪&マシンガン(?)のいで立ちで、カッコよかったですね。
そしてすぐに歌いだしますが、「♪月よ~」というフレーズに入ったところで鳥肌ものでした。
共感いただければ幸いですが、とにかくカッコよいんですね、歌い方が。
すっきりとあか抜けた男らしさ、そして朗らかさ・誠実さ・温かみを兼ね備えた人物なんだろうということが、このオープニングシーンで分かりましたね。


歌のうまい方というのは沢山いらっしゃいますが、宝塚の場合はオペラ歌手でもありませんので、技術的にはこれに及ばないのはやむをえませんし、ファンも求めておりません。
とにかく別物なのですよね。
宝塚の型というか、美意識を良く表現することが必要だし、それが素晴らしいと思うのです。それでなければ宝塚の存在価値がありませんし。
その点、ちなつさんはまさに宝塚男役としてどう表現するかをよく考えてこられたのでしょうね、本当に宝塚ファンをうならせる歌唱力、表現をなさっています。


出島小宇宙戦争という、演じる人によっては終始マンガちっくで演出家の独りよがりな作品になる恐れのある代物を、よくまとめ上げて厚みのある作品に仕上げてらっしゃいます。
ありちゃんやおだちんが褒められているブログもよく目にいたしますが、もちろん二人とも好演しておりましたが、ちなつさんというセンターがいて、そのしっかりとした土台があってこそ伸び伸びと演じることができたのではないかと思われました。
作品の出来は、8割方主演で決まるということの好事例かと思います。


さて、ちなつさんの演じられたお役で好きだったお役と言えば、「あかねさす紫の花」。もちろん中大兄の役ですね。
素敵でしたね。結果、ぴったりでしたね。
このお役については、個人的に思うのは、やはりかわいい系と言われる低身長のジェンヌの方には合わないと思うんですね。
大海人よりもある意味イケメンでなければならないですし、子供っぽいと感情移入が途端に難しくなります。


あかねさすは大好きな作品でして、ここで配役を妄想してみました。結果、星組関係者が多くなってしまいましたが、私はこの配役で観たい!!
大海人皇子・・・瀬央ゆりあ(麗しさと哀愁&清潔感)
中大兄皇子・・・鳳月杏(イケメン度&The男役の迫力)
額田王・・・有沙瞳(これぞ娘役という愛らしさ&表現力)
天比古・・・水美舞斗(自由人&母性本能をくすぐりキャラ)
小月・・・天彩 峰里(歌唱力&安定感)



劇団の皆様、ぜひこの配役でお願いいたします。


かしこ。